DeleGate - SSLTUNNEL

2005/11/19 H.Suzuki <setter at reset dot jp>

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SSLTUNNEL という、ネットワーク管理者に嫌われがちな設定を使ってみる。


例) 構成が以下のようなときなど
LAN-Client -> http(s)-Proxy -> Internet
この LAN-Client から、外の pop3 などを見に行きたい場合に(クライアントの設定だけで)このような使い方ができます。
Lan-Client->DeleGate <-ssltunnel-> https-Proxy <-Internet-> pop3-Server
設定は、このようになります。

Lan-Client 上の DeleGate
--------------------------------------------
delegated -vv -P8110 ADMIN=piyo@localhost \
		SERVER=tcprelay://pop3-Server:110 \
		SSLTUNNEL=https-Proxy:port \
		CONNECT=https:*:*
--------------------------------------------

さらにクライアントアプリケーションの設定で pop3 サーバに localhost:8110 を指定します。
SSLTUNNEL は、サーキットレベルになるので、なんでも(TCPだけでしょうけど)通すことができます。

ですから、
Lan-Client->DeleGate <-ssltunnel-> https-Proxy <-Internet-> pop3s-Server
とか、
Lan-Client->DeleGate <-ssltunnel-> https-Proxy <-Internet-> ssh-Server
のような、恐そうなこともできてしまいます。 ほかにも、使い方がありますが、ここでは特に述べるのはやめておきます。 正しく(例えば拠点間通信の暗号化のような)使えば非常に役立つものであることは間違いありませんが、 このような管理者の意図しない使用を防ぐため、最近の DeleGate は、SSL(STLS) での、非 https 通信みたいなのををデフォルトで拒否しています。 どうしても有効にしたい場合は、REMITTABLE パラメータを使います。

REMITTABLE="+,ssltunnel"

このようにパラメータを追加して、SSLTUNNEL を使用可能にします。
また、関連するものとして、 HTTPCONF の tout-pack-intvl や、halfdup も見て下さい。
気が向いたら、正しい使い方も書いてみたいと思います。