[CTX]
[ALL]
RESOLV parameter == RESOLV=[resolver[,resolver]*]
resolver == resType[:[resParam][:[queryHostList][:clientHostList]]]
resType == cache | file | nis | dns | sys
-- default: RESOLV=cache,file,nis,dns,sys
使用すべき名前レゾルバーと、その使用順序を指定。
cache | -- 以下のレゾルバーによる結果のキャッシュ
|
file | -- ローカルの hosts(5) ファイル(一般的に /etc/hosts に配置)
|
nis | -- NIS または YP(4) サービスのホストマップ
|
dns | -- DNS サービス
|
sys | -- gethostbyname() と gethostbyaddr()
を使用する (ほとんどの場合、ホストのシステム標準レゾルバーを呼び出す)。
|
RESOLV が指定されない場合で、DeleGate ホストの IP アドレスが、
"dns" によって解決可能な場合、"sys" は無効になります。
RESOLV="" のように、空値を指定した場合、HOSTS パラメーターに指定されたホストのみ、
名前解決できます
(これは、安全を考慮し、hosts テーブルを隠さなければならない場合有効です)。
それぞれのレゾルバーは、任意の引数とともに、以下のように指定できます:
cache:/path | -- キャッシュディレクトリーパス名 [$TMPDIR/resolvy]
|
file:/path | -- ホスト名ファイルパス名 [/etc/hosts]
|
nis:nisDomain | -- NIS ドメイン名 [default domain]
|
dns:dnsHost | -- DNS サーバー(のリスト)
|
DNS ルーティング:
レゾルバーを、指定したクライアントからの指定した問い合わせに適用させます。
オプションの queryHostList は、どのホストまたはアドレスにレゾルバーを適用するか指定します。
オプションの clientHostList は、どのクライアントホストにレゾルバーを適用するか指定します。
例) 問い合わせられた ホスト/アドレスによって DNS サーバーを選択する
RESOLV="cache,dns:{192.168.1.2:8053}:{192.168.*,*.localdomain},dns:192.168.1.1"
// ローカルホストは、 192.168.1.2:8053 の DNS サーバーで名前引きし、
// その他は、192.168.1.1:53 で名前引きする。
// これは、以下のようなパラメーターセットに分解できます:
RESOLV="cache,dns:local-dns:local-hosts,dns:192.168.1.1"
HOSTLIST=local-dns:192.168.1.2:8053
HOSTLIST=local-hosts:192.168.*,*.localdomain
例) 問い合わせる(クライアント) DNS ホストによってレゾルバーを選択する
RESOLV="file:/etc/hosts:localHosts:192.168.*,dns:xx.xx.xx.xx"
HOSTLIST="localHosts:192.168.*,*.localdomain,*.mydomain"
// "localHosts" に対する、ローカルホスト(192.168.*)からの問い合わせは
// "/etc/hosts" で解決され、それ以外は、DNS サーバー "xx.xx.xx.xx" を使います。
デフォルトで、複数の IP アドレスを持つホストに接続する場合、
それぞれのレゾルバーで設定された順序に従い、それぞれのアドレスが試されます。
特別なパラメーター HOSTS="*/*/RR"は、"Round Robin" の指定を追加でき、
それら IP アドレスは、
ラウンドロビンの順序で試されます。
RES_WAIT parameter == RES_WAIT=seconds:hostname
-- default: RES_WAIT="10:WWW.DeleGate.ORG"
DeleGate が初期化処理を開始する前に、レゾルバーが準備できるのを待つ。
初期化において、ホスト名解決の戻り値をアクセス制御のような重要な
設定パラメーターとして使用できます。
ホストシステムのレゾルバーは、システムの再起動後準備ができるまで
時間がかかるかもしれませんし、ホストアドレスが DHCP あたえられるとき、
通常は、不安定であり得ます。
ですから、DeleGate が起動したとき、準備できていないかもしれません。
デフォルトで、DeleGate は、RESOLV パラメーターで指定されたレゾルバー群が、
ホスト名 "WWW.DeleGate.ORG" が解決できるまで、10秒間待ちます。
レゾルバーの準備が整っているかを検出するのに使う、他の適当なホスト名や
IP アドレスを指定できます。
この機能は RES_WAIT=0 で無効にできます。
RES_CONF parameter == RES_CONF=URL
-- default: RES_CONF="file:/etc/resolv.conf"
or from registry (on Windows)
"resolv.conf" ファイルの場所を指定。
ファイルは、DeleGate オリジナルのレゾルバー Resolvy により解釈されます。
Resolvy はそこに含まれる、"nameserver", "domain", "ndots", "search", "sortlist"
を認識します。
RES_NS parameter == RES_NS=nsList
nsList == dnsServ[,nsList]
dnsServ == dnsServer[//socksV5Host] | END.
-- default: depend on RES_CONF
使用する DNS サーバーを指定します: dnsServer は、
DNS サーバーのホスト名か、ホスト名の IP アドレスで、
オプションで、ポート番号が標準ポート(53) 以外の場合、
"host:8053" のように、ポート番号を付けることもできます。
"dnsServer//socksV5Host" を指定した場合、
防火壁の向こうにある DNS サーバーは、指定したSocks V5サーバー経由で参照できます。
Socks サーバーは "192.168.1.1:2080" のように、
その IP アドレス、および、任意のポート番号で指定します。
デフォルトで、"resolv.conf" に
列挙されている nameサーバー は、使用する DNS サーバーの一覧に追加されます。
特別な dnsServ名 ".END" は、それら name サーバーの追加機能を停止します。
例) RES_NS="192.168.1.1,.END" は、192.168.1.1 のみを使用し、
"resolv.conf" を無視することを意味します。
RES_AF parameter == RES_AF=afOrder
afOrder == 46 | 64 | 4 | 6
-- default: 46
検索するホストアドレスのアドレスレゾルバー (IPv4 または、IPv6) 順番を指定します。
初期値 "46" は、始めに IPv4 アドレスを検索し、見つからなければ、
次に IPv6 アドレスを検索します。
RES_RR parameter == RES_RR=HostList
-- default: RES_RR="*"
HostList に含まれるホストのための、ラウンドロビン IP アドレスリスト。
現在、RES_RR="*" と、RES_RR="" のみがサポートされます。
RES_VRFY parameter == RES_VRFY=""
-- default: none
"RES_VRFY=" を指定した場合、DNS サーバーの逆引き結果を確認します。
IPaddress1 が、Hostname として解決されたとき、
および、Hostname が、IPaddress-list として解決され、
IPaddress1 が含まれない場合、確認は失敗し、結果は無視されます。
RES_DEBUG parameter == RES_DEBUG=number
-- default: none