"+=file" のようなオプションは、オプションのリストが列挙された、 "file" の名前を持つリソースに置換えられ、 "name=+=file" のようなオプションは、 "name=value" リストに置換えられ、 この "value" は、"file" 内に列挙されます。 同様に、"name=xxx:+=file" のようなオプションは、 リスト "name=xxx:value" によって置換えられます。
リソース置換 は、暗号化形式で指定できます。 暗号化されたデータは、書式文字列 "+=enc:ext::XXXX:" として直接表現でき、 XXXX 部は、暗号化されたデータを含みます。 この データ書式は、DeleGate の "-Fenc" オプションで作られます。 ファイル名が ".cdh" 付きの "+=conf.cdh" のようになっているとき、 "Credhy" によって非暗号化され、非暗号化で使用されるパスフェーズは、 "config" ユーザーのパスワードとして指定されます。
置換は、再帰的に実行できます。 この場合、相対リソース名は、 DGPATH または LIBPATH 内で検索されます。 デフォルトで、DGPATH='+:.:${HOME}/delegate'" の "+" は、 "caller" (呼び出し元) リソースの場所を表します。 例)"+=file2" が、呼出元ファイル "/usr/etc/file1" から参照される場合、 "file2" は、"/usr/etc/file2" として、検索されます。 リソース名は、"+={http://host/file1}" や "+={http://host/file}" のように URL で指定できます。
paramRef == +=[URL][?label,[label]*] paramList == line line ... paramListPart == CASE label paramList ESAC
置換リソースは、オプション(または、パラメーター)のリストで、 それぞれの行が一つのオプション(または、パラメーター)を表します。 それぞれの行で、 シャープ (#) に続く文字列は注釈として無視されます。 空白文字キャラクター (SPACE, TAB, LF, CR) が 各行の最初または終わりにある場合、無視されます。 シングルクォート (') および、ダブルクォート (") は取り除かれます。 バックスラッシュ (\) に続く文字はそのままの文字として扱われます。
例) 次の5つの例は、互いに同じ意味を持ちます。
PERMIT=a:b:c PERMIT=a:b:d PERMIT=a:e:f PERMIT=x:y:z ...
置換リソースは、DeleGateが SIGHUP を受けるか、 CRON パラメーターの "-restart" 動作により、 再起動したときに再読込されます。
他の置換 "name=-=URL" は、 URL の内容をローカルファイルシステム上(ACTDIR 内)の一時ファイルに読込み、 そのあとで、パラメーターを "name=/path/of/temporary-file" に書換えます。 これは、"-eCONFIGDATA=-=http://server/configData" のように、 リモートリソースを CGI または、 CFIプログラム経由にしたい場合有効です。 この場合、これらプログラムは、環境変数 CONFIGDATA ("http://server/configData" の内容を含む一時ファイル名を値に持つ) で与えられます。