MOUNT parameter* == MOUNT="vURL rURL [MountOptions]" -- default: MOUNT="/* SERVER_URL*"
vURL が "*" で終わる場合、 部分的に一致したパスも書換えられます。 rURL が "*" で終わる場合、 部分的に一致したパスの残り部分は、そのまま rURL の後にコピーされます。
例) HTTP-DeleGate での MOUNT
vURL か rURL に "=" を指定した場合、 マウントは、リクエスト中の vURL を書換えない、 または、 応答中の rURL を書換えるのと同じです。
対象サーバーのポート番号 (rURL において) には、
"-" か "+" が前置きでき、
これは、SERVER
パラメーターに設定した入り口ポート番号に対して、
動的に決定したオフセットを与えます。
rURL (または SERVER パラメーター) 内の特別なホスト名 "odst.-" は、
NAT (Linux 上の iptables で提供される) 経由のクライアントからの TCP 接続の
元の対象ホストを表します。
これは、任意プロトコルの透過プロキシー(または ゲートウェイ) を構成するのに使えます。
元の対象ポート番号は、"odst.-:-" のように、"-" で参照できます。
番号は、例えば、"-8000" や "+8000" のようにオフセットを付けて割り当てられます。
"odst.-" 名は、"rserv" マウントオプションでも使えます。
rURL が "file:path" で path が相対の場合、 データファイルは、DGROOT ディレクトリー、 または DATAPATH に設定された ディレクトリー内で検索されます。 rURL が "vurl:rURL" のように前置きされるなら、 vURL から rURL への書き換えられた URL(要求メッセージ中の) は、他の MOUNT で再度書き換えられます。 この再帰的な MOUNT は、rURL to vURL への応答データ内の URL には、 適用されないので、応答中の URL が逆書き換えされることが、さらに期待されるような、 HTTP では期待の動作はしません。
例) 再帰的な MOUNT
省略形
設定を簡単で再利用可能にするために、 URL の特別な省略形を MOUNT パラメーターで使用できます。 protocol-name://host-name:port-number/url-path からなる rURL 中の protocol-name, host-name, port-number に "=" を指定した場合、 それは、DeleGate 自身をあらわします (すなわち vURL 中のそれ)。 URL が "//" で始まる場合、更なる省略形で、 "///path" は "=://=:=/path" を意味し (プロトコル,ホスト,ポートが同じ)、 また、 "//serv..." は "=://serv..." を意味します (同じプロトコル)。
省略された host-name と、port-number は、 存在する場合、仮想ホスト(HTTP の Host: フィールドで与えられた)の、 または、クライアントとの実インターフェースのそれに置き換えられます。 実インターフェースを明示的に指定する場合、"-P" を "http://-P/path" のように、"host-name:port-number" 部分に使用します。
例) MOUNT パラメーター中の rURL の省略形
マッチングと書換えの複合
vURL と、rURL のパターンの後に "*%" がつく場合、 scanf(3) と似た書式で指定した複合マッチングのためのパターンを表します。 それぞれの書式指定は、"%" に続く指定("%c", "%[a-z]" など)からなります。 拡張書式 "%S" は、隣接したキャラクターにより決定される変数を意味します。 すなわち "%Sx" は "%[^x]x" を意味します: 例) "%S." は "%[^.]." および "%S/" は "%[^/]/" rURL 中の "%(N)" は、 vURL 中の N 番目の 要素の複製を意味します。 vURL パターンが "$" キャラクターで終わる場合、 URL 文字列末端と完全に一致する必要があります。
例) 複合マッチングと書き換え