README.trident の 邦訳 訳者  Hiroshi Suzuki 注意事項: 翻訳の正確さなどは、一切保証しません。(^^;; --------------------------------------------------------------------- Trident Chipset ユーザのための情報 The XFree86 Project, Inc. December 29 1998 1. サポートされたチップセット 2. 512 kボードにおける特殊な考慮事項 3. 追加事項 1.サポートされたチップセット Tridentドライバは、XFree86 3.3.3のためにわずかな作業を受けました。 この作業により、Trident SVGA チップセットの全て(非常に初期のものを除いて)は、 カラーおよびモノクロのサーバによってサポートされました。   8800CS 8200LX 8900B 8900C 8900CL/D 9000 9000i 9100B 9200CXr 9320LCD 9400CXi 9420 9420DGi 9430DGi 9440AGi 9660XGi 9680 ProVidia9682 ProVidia9685 Cyber9382 Cyber9385 Cyber9385-1 Cyber9388 Cyber9397 Cyber9520 3DImage975(PCI) 3DImage975(AGP) 3DImage985(AGP) 9000i chipsetがサーバによって9000とみなされることに、注意しなければなりません。 さらに、9100BはTrident 8900CLとみなされます。 したがって、それは 'Chipset "tvga8900cl"' あるいは 'Chipset "tvga9000"'をXF86Configファイルの 中に書き込むことと等価になります。 また、9000,9100Bは、テストされていませんが、チップセットドキュメンテーションに従ってこの方法で機能するはずです。 ノート: ・XFree86 v3.3.2 において、チップセットキーワードが変更になりました。現在、ジェネリックキーワードとしての、 'tgui96xx'を指定できません。実際のチップを指定してください。 例)ProVidia9685 に対しては、Chipset 'tgui9685' ・Cyber9388/9397,3DImage975,3DImage985カードは、いくらかのアクセラレーションとともに XFree86 v3.3.3に組みこまれました。これらアクセラレーションは、Cyber9388/9397の場合、問題があるため、 デフォルトで、使用不可となりますが、"accel"オプションで、再び利用可能にできます。(下記参照) ・24bppでは、全てのドライバで、非アクセルとなります。将来のバージョンでは、全ての(機能を持たない9440を除く) TGUIベースチップセットは、32bppアクセラレーションがサポートされます。 ・Cyber9320チップセットで、16bppがサポートされました。 Option "nolinear" linear mapping を使用不可にします。 Option "linear" linear mappingを強制します。 もし、あなたがPCIではないカードを持っていて、なおかつ、16bppサポートを必要とするならば、使ってください。 注意:ISAカードは最高16 MBのメモリにしかアクセスすることができないので、システム合計がこれ以下でないと、 システムハングを引き起こします。 MemBase "0x???????" このオプションは、リニア・フレームバッファーの開始アドレスを指定するために使用可能です。 VLBus/EISAカードの場合、デフォルトで60 MBです。8900CL/Dでは、15 MBです。 Option "no_mmio" Memory Mapped IOのサポートを無効にします。 アクセル機能が有効な場合、MMIOはデフォルトで有効となります。 MMIOを無効にすると、アクセラレーションは機能しなくなります。 Option "tgui_pci_read_on" PCI burst read modeを有効にします。 Option "tgui_pci_write_on" PCI burst write modeを有効にします。 Optin "pci_burst_on" PCI burst(読みこみ・書き込み)を有効にします。 Optin "pci_burst_off" PCI burst(読みこみ・書き込み)を無効にします。 注意:現在、PCI Burstモードは、TGUI9440カードではデフォルトは無効になっています。 理由は、Graphics Acceleratorのがしばしば動作不良になるからです。 これらは、パフォーマンスを改善するために、有効にできます。他のPCI/AGPカードにおいて、PCIバーストモードは デフォルトで有効となっています。 ClockChip "tgui" プログラマブル・クロックを有効にする。これは、TGUIで、デフォルトです。 Option "no_program_clocks" プログラマブル・クロックを無効にする。 固定されたVGAクロックだけを使用します。 通常、周波数固定のモニター(SVGAではなくVGAモニター)を使うときに役立ちます。 Option "noaccel" XAA アクセル機能を無効にします。 Option "accel" Cyber9388/9397で、アクセラレーションを有効にします。 Option "xaa_no_color_exp" カラー拡張機能を無効にします。 Option "no_stretch" Cyber 938xベースのチップの上でLCD引伸し機能を無効にする。 Option "lcd_center" Cyber 938xベースのチップの上でLCDセンタリングを有効にする。 Option "cyber_shadow" Shadow レジスタを有効にします。いくつかのCyberチップセットで特に必要とします。(ラップトップ) Option "tgui_mclk_66' デフォルト値から66 MHzへメモリ・クロックをプッシュします。 劇的にグラフィックス・スピードを増やしますが、ビデオ・カードに損害を与えるかもしれないので、使用においては完全にあなた自身 のリスクで行ってください。もし、画面に雪状のノイズが現れる場合は、無効にしてください。 9440でのみ、テストしています。 元祖 Trident チップセット8800BRは、カラー/モノクロサーバのどちらにおいてもSVGA チップセットとしてサポートできません。 モノクロサーバ用の汎用(``generic'')ドライバによって、サポートされます。 2.512 kボードにおける考慮事項 512 k Tridentボードのための特別な考慮事項は、もはや存在しません。 現在、正常なタイミングのモードを使うことができるように、ドライバは構成されてます。 有効ピクセル・クロックは、Clocks 行(XF86Configファイル)で指定したものの半分になります。 知っている範囲の古いTrident チップセットの最大クロックは65Mhzです。 それゆえに、カラーサーバで有効となる実際の最高クロックは、32.5Mhzとなります。 これは、ボードの限界を意味し、カラーサーバは640x480より上の解像度でインタレースモードにすることを必要とします。 より新しいチップセット(8900CL、9000、9000i、9100B、9200CXと9420)は、最高16のクロックをサポートし、 800x600モードでノンインタレースを可能とする、より高いクロックをサポートしています。 3.追加事項 私たちは、サーバが、より古いTVGA8900ボードにおいて、搭載メモリ量と、正しいドットクロックが 検出できない事に関するレポートを受けています。 もし、サーバがメモリの正しい量を検知することができない場合は、XF86Configファイルの中にキーワード" Videoram"を使用してメモリ量を指定してください。(例:Videoram 512 または、Videoram 1024)。 ドット-クロック検出について問題がある場合、以下の行をXF86Configファイルに加えてみてください: Clocks 25 28 45 36 57 65 50 40 この行は、より古いTrident クロックシンセサイザチップセットによって提供されたクロック値を与えます。 これは、新しいクロックシンセサイザーにおいても標準の最初の8つのクロックであるようですので、 新しいボードの上でも問題はないでしょう。 いくつかの新しいTrident 8900B/Cボードは、9000 および、8900CLのボードで使われているクロックシンセサイザーを 使用していることがわかっています。 あなたの基板で、「Trident TCK900x」(「x」は2か4;他にもあるかもしれません)と書かれているチップがあるなら、 あなたのボードは実際には4番めのクロック選択ビットを持っているかも知れません。 9002は、12の独立したクロック(他の4個は複製で存在します)を持っています。; 9004は、16のクロック(9002と同じ12個+違う4個)を持っています。 あなたがボード上に8900Bか8900Cのようなチップがあるならば、XF86ConfigファイルのDevice sectionに以下の行を 入れてください: Option "16clocks" これにより、8900CLと同じクロック選択コードが使われるようになります。 Tridentドライバを開発している間、興味深い、混乱するハードウエア現象が発見されました。 ボードのデフォルトジャンパ設定で、ドット-クロックが57Mhzより高い場合、しばしばマシンがロックアップしました。 このようなことは、すべてのTridentボードのジャンパーにおいて、そのボードがzero-wait-stateモードISAバスの上で 稼働しているかどうかによって、決まっています。 ジャンパでzero-wait-stateモードを使用禁止にすることで、ロックアップを治療しましたが、パフォーマンスが代償となりました。 与えられたシステムがこれを経験するのならば、、問題はたぶん(a)バス・スピード、(b)ビデオ・メモリ・スピードと(c)ドット・クロ ックスピードの組合せによるものです。 この現象のために、手元にボード・ドキュメンテーションを準備してください。 注意: VLBusカードも上記サブジェクトと同様です。 XF86Configファイルの中でClocksを指定することによって、これらのロックアップは、克服できます。 ウェイトステートなどを、カードと、BIOSセットアップでチェックする価値があるかもしれません。   Generated from XFree86: $XFree86: xc/programs/Xserver/hw/xfree86/doc/sgml/trident.sgml,v 3.22.2.8 1998/12/29 12:26:23 dawes Exp $ $XConsortium:trident.sgml /main/11 1996/10/28 04:24:08 kaleb $