IMAP サーバをテストする

IMAPサーバをテストするには、リブートと以下のステップを行ってください (これらサンプルは全て、IMAPサーバ名として "foobar" を使用しています)。 インストールの一般的な問題に関しての答えは、 http://asg.web.cmu.edu/cyrus/imapd/install-FAQ で、維持されています。
  1. 通常のアカウントから、セットアップしたサーバのIMAPポートにテルネットします:
       telnet foobar imap
    
    サーバが動作していれば、以下のメッセージを得ることができるはずです:
       Trying 128.2.232.95...
       Connected to foobar.andrew.cmu.edu.
       Escape character is '^]'.
       * OK foobar.andrew.cmu.edu Cyrus IMAP4 v2.0.0 server ready
    

    メッセージが、"* OK" ではない文字で始まる場合、 そこに問題があることを意味します。 接続を終了するには、以下のように入力します ". logout" 。

    当然、バージョンナンバは、あなたがインストールしたバージョン と一致しなければなりません。

  2. "imtest" を使用し、プレーンテキストパスワードによるログインをテストします:
       /usr/local/bin/imtest -m login foobar
    

    もし他のユーザを指定したい場合、以下のようにします:

       /usr/local/bin/imtest -m login -a USER foobar
    
    サーバが動作していれば、以下のメッセージを得ることができるはずです:
       % /usr/local/bin/imtest -m login foobar
       S: * OK mail1.andrew.cmu.edu Cyrus IMAP4 v2.0.0 server ready
       C: C01 CAPABILITY
       S: * CAPABILITY IMAP4 IMAP4rev1 ACL QUOTA LITERAL+ NAMESPACE UIDPLUS 
       X-NON-HIERARCHICAL-RENAME NO_ATOMIC_RENAME AUTH=GSSAPI AUTH=ANONYMOUS 
       AUTH=KERBEROS_V4 UNSELECT
       S: C01 OK Completed
       Password: 
       + go ahead
       L01 OK User logged in
       Authenticated.
       Security strength factor: 0
    

    メッセージが"L01 OK" 以外の文字で始まる場合、 そこに問題があることを意味します。 テストが失敗した場合、さらに詳細なメッセージが、syslog を通して、 サーバログに書き出されます。 接続を終了するには、以下のように入力します ". logout" 。

  3. インストールしたさまざまな認証メカニズムを、それぞれテストする必要があります。 サポートされるメカニズムは、CAPABILITY 行にリストされます:
      * CAPABILITY IMAP4 IMAP4rev1 ACL QUOTA LITERAL+ NAMESPACE UIDPLUS 
      X-NON-HIERARCHICAL-RENAME NO_ATOMIC_RENAME AUTH=ANONYMOUS
      AUTH=KERBEROS_V4 AUTH=DIGEST-MD5 AUTH=CRAM-MD5 UNSELECT
      . OK Completed
    
    それぞれのメカニズムの名称の前には、'AUTH='がつきます。 この例では、ANONYMOUS, KERBEROS_V4, DIGEST-MD5, CRAM-MD5 のメカニズムが使用可能です。 使用したいメカニズムが表示されない場合、libsaslログメッセージを調べてください。 一般的に、メカニズムが表示されない場合、初期化に失敗しています。 (例えば、サーバがsrvtabファイルにアクセスできない場合、KERBEROS_V4 メカニズムのロードが拒否されます。)

    プレーンテキストログインは特別なケースで: PLAIN SASL メカニズムは、暗号化された接続でのみ通知されます。 しかし、プレーンテキストログインは、-m login(上記) を使用することで、 利用可能です(プレーンテキストが禁止できない間)。

    imtest 接続を終了するには、 ". logout" を入力します。

    リストの認証メカニズムに、満足する結果が得られたなら、 それらメカニズムそれぞれにログインしてみる必要があります。 使用したいメカニズムを指定して、imtest を実行してください。

       /usr/local/bin/imtest -m KERBEROS_V4 foobar
       C: C01 CAPABILITY
       S: * OK foobar.andrew.cmu.edu Cyrus IMAP4 v2.0.0 server ready
       S: * CAPABILITY IMAP4 IMAP4rev1 ACL QUOTA LITERAL+ NAMESPACE
       UIDPLUS X-NON-HIERARCHICAL-RENAME NO_ATOMIC_RENAME AUTH=ANONYMOUS
       AUTH=GSSAPI AUTH=KERBEROS_V4 UNSELECT
       S: C01 OK Completed
       C: A01 AUTHENTICATE KERBEROS_V4
       S: + wYcDAA==
       C: BAYBQU5EUkVXLkNNVS5FRFUAOCAm7F/Y+HabCzJ
          /UMtVcvWRjTohuq/USaCV6gYdkAU5DOcADAq
       S: + 0aAsUGQZhgQ=
       C: ADMe/cVivAYYzy1yd4Vojg==
       S: A01 OK Success (privacy protection)
       Authenticated.
       Security strength factor: 56
    

    メッセージが "A01 OK" で始まらない場合、 そこに問題があることを意味します。 テストが失敗した場合、さらに詳細なメッセージが、syslog を通して、 サーバログに書き出されます。 接続を終了するには、以下のように入力します ". logout" 。

    全てのメカニズムに関する詳細な記述は、libsasl のドキュメントを見てください。 それは、"security layers"(秘密または、完全に防御された接続)のサポートも可能にします。 デフォルトで、imtest は、選択されたメカニズムで、使用可能な最強のレイヤを使用します; "-l" を使用して、変わりのレイヤを選択してください。


最終更新: $日付: 2000/05/03 22:19:09 $