Linux de IPX Router
著者 : Hiroshi Suzuki <setter AT i-red DOT info>
最終更新日:2000/04/02
この文書を使用したことによる、すべての障害・損害等、
私や、その他の人は、責任を持ちません。
あなたの責任において、行ってください。
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まず、JFのIPX-HOWTO 日本語版などを読んでください。
そのまま、いけちゃうかもしれません。
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IPX Router (Static) をつくろう!
i386 DX66 とかのマシンが余ってませんか?
もしそうなら、ネットワークカードを増やして、
ルータにしちゃいましょう。
IPルータの説明は、他の方にお任せして...
ここでは、IPXルータをつくりましょう。
通常、RedHat系ディストリビューションであれば、
IPXのモジュールがあるし、IPXインターフェースの設定がlinuxconfでできます。
そうでない場合は、
まず、Kernelが、IPXを扱えるようにコンパイルされている必要があります。
(この説明では、IPXをモジュール化しています。)
また、ipx.tgzなどを見つけて、
ipx_interface
ipx_route
ipx_internal_net
など、ipx関連のコマンドが使用できるようにしておきましょう。
Mars_NWE
|
NET1(IPX Network Address:0x400)
|
IPX Router(Internal Net:0x300)
|
NET2(IPX Network Address:0x100)
|
NWE Client
のような構成の場合、
/etc/rc.d/rc.local などに、
# Start the IPX Router
/sbin/modprobe ipx
#ipx_internal_net は、ルータではいらないかも。
/sbin/ipx_internal_net add 0x300 1
/sbin/ipx_interface add eth0 etherii 0x400
/sbin/ipx_interface add eth1 etherii 0x100
/sbin/ipx_route add ......
# End
IPX Router (Dinamic(RIP)) をつくろう!
ftp サイトで、ipxripd.0.7.tgz を拾ってきます。
(DebianやSuSeには、パッケージがあるみたいですね。)
$ gzip -dc ipxripd.0.7.tgz | tar -xvf -
$ cd ipxripd
$ make
$ su
# make install
/usr/sbin/ipxd
を追加すれば、IPXのRIPなRouterの出来上がりです。
Tips:
・私の場合、RedHat Linux 5.2で、makeしようとしたら、なぜか、エラーがたくさん出て、コンパイルできませんでした。この場合、
/usr/include/linux/route.h
の23行目あたりにある、
#include <linux/if.h>
をコメントアウトしたらクリーンコンパイルできました。
# 動けばいいのさ!
・セグメントが3つ以上の場合、ネットワークカードを増やして、ipx_interface
add 行を増やします。
・一部のインターフェースにIP設定をしていないと、IPがまともに動かないみたいです。
要するに、ifup しているのに、ipが、0.0.0.0とか、変な設定になっちゃうからでしょう。
IPを使わないように、ifupする方法があるのかな?
なお、設定後は、
cat /proc/net/ipx_interface
や、
cat /proc/net/ipx_route
などで、ちゃんと、ルートテーブルができているか、確認しましょう。
Mars NWE でもIPX Routerが実現可能かと思いますので、チャレンジしてみてください。
LRP に ipxd を取り込みたいなぁ
LRP Floppy IP/IPX Local Router (^^)
LRP Floppy IP/IPX Local Router w/snmpd (^^)
おしまい。